選手たちへ


今回の台風通過により、自宅、学校、様々なところで大変な状況だと思います。


みんなも知っているとは思いますが、ホームの浦田グラウンドはグラウンド部分(内野)以外は、『全壊』しました。

君たちが大切にしてきた『我が家』だから、ショックも大きいことは充分承知しています。
しかし、これが今の現状、事実であります。


まずは、活動を再開する前に近隣への二次災害を防ぐため浦田グラウンドの整備を最優先にします。


整備が終了し安全が確認でき次第、浦田グラウンドがどんな状況であれ、活動を直ちに再開します。(来週中をめどに)

定期的に使用させていただいている球場や施設は無事です。
使用は可能です。
応援してくださる皆さんが、懸命に動いてくれています。


だから、心配は要りません。
大丈夫です。


どんな状況であれ、君たちに野球が出来る場所は、私を始めみんなで必ず早急に創っていきます。
卒業生の方々をはじめ、様々な方々からの協力をいただいております。


少しの間だけ、辛抱してください。
お願いします。


今は家や地域への手伝いを優先してください。
また、出来る範囲で身体を動かして、再開時に身体や感覚が鈍らないようにしておいてください。


今回、この災害があり、気付かされた部分がありました。

それは、君たちへの『感謝』と『成長』です。

台風翌日も、近隣へ飛び散った施設の残骸を収集するため浦田グラウンドに行きました。
地域の多くの方々が心配してくださり、浦田グラウンドに来てくれました。
その際、君たちを『応援』してくれる声ばかりでした。
施設破片が飛び散り、地域の方々へ迷惑かけているのにも関わらず…。
本当に有難い、何も言えません・・・。


いつも地域の方々へ対して、良識ある行動を行い、
「応援いただける環境」は、君たちが創ってくれました。


ありがとう

本当にありがとう…


君たちのおかげで、
南大阪ベースボールクラブは、
『憎まれ役と妬み役』から、

いつしか、

『応援される球団』

になっていました…。


君たちが立派に成長してくれていること

感謝とともに、
これまでの指導歴で最も嬉しい出来事になりました。
こんな状況があったからこそ、気付かされることは沢山ありました…


創部7年の歴史上、台風や地震、降雪、豪雨にて、施設や環境面に関しては過去何度も危機はありました。
歴代の先輩たちも決して、順風満帆に野球をしてきたわけではありません。


みんなの積み重ねの力で、今があります。


だからこそ、今回も必ず、

『立ち上がれる』

普段の野球のプレースタイルと同様に、
『強い心』をもってください。君たちとなら大丈夫。


そして、今回の出来事をプラスへと変えて、今後の成長へと繋げていきましう