指導スタッフの中で最も大切にしている時間があります。

それは卒業生による野球教室(個別指導)です。

各帰省時やオフなどの休暇の際、多くの卒業生や野球選手が自主練習や調整のためグラウンドを訪れてくれます。
その際、「少しの時間で構わないから一緒に練習しあげてくれ」と彼らに頼みます。

よって今日を含め、12月20日〜成人の日あたりまでは、我々指導スタッフは選手たちへの直接の技術指導をなるべく控えています。
それは彼ら卒業生や野球選手との触れ合いや時間はとても貴重な経験だからです。
指導スタッフは彼らとの野球談議がメインになります。
彼らの迷いや悩みに対しアドバイスするときもあれば、彼らから今の野球を勉強させてもらえる機会でもあるからです。


今年の野球教室は参加者多数のおかげで、より細分化した野球教室(パート練習)が可能となりました。

中学生は以下に分けました
・右投手
・右長身投手
・左投手
・捕手
・二塁手
・三塁手
・遊撃手
・外野手

小学生は以下に分けました
・右打者
・左打者


数年前まで教えてもらう側だった子どもが、
今は青年となり指導する側になっている

時が経てば当たり前の原理であることですが、毎年とても感慨深いものがあります・・・。


文字で説明することは難しいですが、球場に「流れている空気感」や「選手たちの雰囲気」が、
このクラブをまた1つ成長させてくれている、在部生を上手くさせてくれると、しみじみ感じて外から眺めていました。

俺らも上手くなりたい
俺らもできる
俺らもそういう道へ進みたい
俺らもカッコよくなりたい

この環境・循環をいかにつくるか
中学生を指導して約15年になりますが、毎年修正しながら今もずっとそれを模索し続けています・・・。


大人の思う通りに子どもたちは動きません。
心で感じたときに子どもたちは自然に動いてくれます。

今日もそんな1日だったと思います。


卒業生たちありがとう。

君たちは我々のかけがえのない財産であり宝です。
これからも、「カッコイイ先輩」でいてください。
そして今年も、実りあるシーズンとなるよう応援しています。