今年も卒業生たち(3校)が大学選手権へ出場してくれました。
ここ3年間、晴れ舞台(神宮)へ連れていってくれて、本当に有難い限りです。孝行息子たち、ありがとう。
この場所をひとつの目標として、中学の3年間彼らと過ごしてきたからこそ、なおさら感慨深いものがあります・・・


一方、ここ数年考えさせられることがあります。

それは、
「高校3年間の在り方・過ごし方」

日本各地全ての高校球児が甲子園を目指し、野球をしています。
しかし、野球はあくまでもクラブ活動。
甲子園出場することにに越したことはないですが、それよりも、
高校3年間で、「将来、生きていくために3年間で何を得たのか」
これに勝るものはありません・・・。
彼らは野球選手ではなく、学生だからです・・・。
比較的に割合が多い「スポーツコース」
これは本当に正しい選択なのか。
大学進学の流れが当たり前の昨今、果たしてそれが正解なのかどうか。


ひとりひとり必ず優れた才能を持っています。
それを活かすためには何かと判断すべきかが中学時代に必要です。

@大学進学し野球を職にするための4年間を過ごす
A大学進学し(野球とは離れて)4年間専門分野を勉強し資格取得に従事して専門職を目指す
B大学進学を選ばず、高校3年間で得た専門分野を活かし社会人即戦力として社会へ出る

@〜Bどれも正解であるのではないのでしょうか・・・


「ただ3年間甲子園を目指して野球をする」
「やりたいことがないから、とりあえず大学でも野球をする」

その選択だけはしないように・・・させないように・・・
世間一般の流れ、特に「野球界の流れ」に惑わされないよう、今後も多くの選択肢や考えをもって進路指導にあたっていかねばならない

東京ドーム・神宮球場で見た様々な光景から、改めて感じたことがありました。