やはりというか・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000141-kyodonews-base


こうなることは、数年前からわかっていたこと。
来るべきときが来ている
ということです・・・。

少年野球に携わらせていただいている者として、数年後はさらに厳しくなる状況が予想されます。
厳しい状況というのは・・・

今より更に、「2極化が進む」ということ。

大阪は周知の通り全国でも屈指の激戦区です。
一昔前では確かにそうでした。
しかし果たして、現在もそうなのだろうか・・・。
直近の甲子園出場校を振り返ると、もはや激戦区とは言えないはず。
我々が少年時代〜高校球児の世代は毎年のように、甲子園出場校が入れ替わり、かつ出場校が甲子園でも勝ち進む、初出場であったとしても、優勝することもありました。
しかし、今はどうだろうか・・・


大阪大会でコンスタントに上位進出をしている私学は、しばらくは安泰であると言えます。
しかし、上位進出できていない私学は、現在の野球人口から判断すると、数年先必ず厳しい状況が待ち受けていると予想されます。


「部員は2人増えた山梨を除く、46都道府県で減少。、最も減ったのは大阪の663人」

この部分をどう判断するのか。
今年の大阪大会参加チームは174校。
最盛期からは約20校減っています。
かつ、1校辺りの部員数はどうだろうか・・・

俗に言う「体育コース」を採用し、推薦者のみの定数で活動している学校の部員数に変化はないはず。
しかし・・・
@私学での一般入試からの入部者の減少
A積極的に野球部強化をしていている公立高校の部員数減少
特に@はより加速度を増しています。現場からの悲痛な声を良く聞きます。
部員数「100人越え」
数年前までは私学・公立校でもよく聞かれましたが、
果たして今、100人越えの学校は大阪で何校あるのだろうか・・・。


部員数減少の理由として

上記2つの層に行っていた子どもたちが、決して他府県へ数多く流出しているだけではない。(大阪府は私学無償化採用)
2つの層で多かった「中学部活動」の人数が、圧倒的に少なくなっているような気がします。
また、硬式のクラブチームでも、「寄るところ」には人は寄っていて、人数かつレベルの現状維持を毎年できているのは、大阪でも数えるほどだと思います。
ほとんどのクラブチームは毎年「多い・少ない」「強い・弱い」の年を繰り返しています。
・ここなら絶対試合に出れるだろう・試合に出れないとイヤだという、安心感の欲しさが多い風潮からのような気がします
・SNSによる情報収集や巷の噂、また強引な勧誘行為など、現実的な部分ではない状況判断
・野球はある意味「敷居が高い」という印象
・親がとにかく大変なイメージ
これらが主な理由ではないのでしょうか・・・。

これまで比較的に微々たる減少でくることができた硬式のクラブチーム。
しかし、小学生の野球人口と中学生のクラブチーム数を比較すると、3年以内には危機的な状況を迎えるチームが続々と出てくることが予想されます。


では、どういった対策をするのか


答えは構造改革。

各団体・各チームがそれぞれに変化し状況改善するのを待つ時間の余裕は、もはやありません。
これからは、「とりあえず野球をさせよう」とはなりません。また野球が「選ばれる機会」はより少なくなっていきます。
より競技者志向が強い家庭にしか選ばれない、マイナースポーツになっていきます。いや、もうなっているといっても過言ではありません。

いつまでも多くの団体が乱立し、一本化されないこの業界。
学生をメディアを使いスーパースターに祭り上げて、勘違いの状況や虚偽の華やかさを創る。
本当にもう、ここらで手を打たないと・・・

baseball
とても素晴らしいスポーツです。

野球
何かしらと煩わしさや不条理・理不尽が多い


全てはこの差ではないのでしょうか・・・。


どの機関が球界のTOPになり舵を切っていくのか

それが可能な機関はひとつだと思います。


もし、構造改革がなく先細りをただ待つ状況が続けば、
我々が出来ることはひとつになります。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190703-00010002-baseballc-base

数年後、やってくるのかもしれません・・・。



今、子どもたちの野球に携わる方々へ

baseballの魅力と可能性
野球の素晴らしさ

得や見返りを求める大人(親)が多い中、いかにしてそれらを伝えていくのか

ごくごく小さな世界の全国大会と呼ばれる大会の予選が終わり、約9割のクラブチームの中3生は一線から離れる時がきました。
2年半前、
〇〇チームに入って全国大会や、〇〇JAPAN入り目指せ
そんな想いを持った親子は数多くいたはずです。
2年半前に描いた夢や希望を追いかけた結果・・・


野球をやって良かった
硬式クラブチームでやらせて良かった


そう感じている親子は、今どれくらいいますか?

果たして、実際にそう感じた親子の方が多いのでしょうか?


日本各地で、少ないπの奪い合いをしている場合ではありません。

当たり前の話ですが、指導者や役員がいても野球はできません。
プレイヤーありきで成り立つものです。