強化マッチ「3・4戦目」

違う角度から確認したい事項があり、3戦目は久々にベンチからではなくスタンドより見させていただきました。
「ゲームコントロールしていく力」、これが課題です。

〇試合時間
3戦目・・・2:50
4戦目・・・1:30

・3戦目
個人能力向上を中心に指導しているので、多少の試合運びの下手さは致し方ありません。
しかし、あまりにも試合時間が掛かりすぎです。
取られたら取り返す、最後にはうっちゃる、このパターンはこれまで幾つも見てきました。そのスタイル、それはそれで良いのですが・・・
要因として、試合全体を読み自分たちのペースに持ち込む理解力の不足が挙げられます。
イニング・点差・カウントをもとにプレーの選択、アウトの取り方を含め、今後「一瞬の判断力」の見直しが必要です。
勝負を決めることができる選手、相手に火(勢い)をつけてしまう選手、分類されるのはたまたまではありません。
根底にあるのは、「相手ではなく自己中心」です。
「負けたくない」という感覚からではありません。
野球を知ること。
もっと深く追求してほしいと思います。


・4戦目
3戦目の反省を踏まえ、こちら側主導にて速いテンポのゲームを体感してもらいました。
また、試したい選手や1年生の状況を確認しました。
「褒めたら伸びる」
巷でよく聞く言葉です。
私のなかで変わらない考えがあります。
それは、「褒められて大きくなった選手はここ一番弱い」ということ。
スポーツを楽しむことと勝負事を楽しむことは別の話です。
学校の部活動を選択せず、なぜクラブチームを選択したのか?
4月の原点を辿れば答えは明白です。
日々の様子から予想はしておりましたが、1年生の多くは未だその感覚を受け入れることができない現状が浮き彫りとなりました。
どこを見て、どこを向いて、野球をしているのか。
勝手な解釈や自己満足感に対しては、今後も厳しく叱っていきます。
望む世界で通用するようになってくれれば・・・
私の中では、その1点のみです。
厳しさがどうこう、楽しかったらどうこう、そんなモノ関係ありません。
ここが「一つ目の分岐点」になる。そんな予感がします・・・。



ゲームは勝ち負けも大事ではあります。

しかし、ナイスゲームというものは・・・

スコアではなく試合時間です。

勝負所を一発で抑えることができないから、何度も勝負所を迎えることになります。
ゲームにおいてのターニングポイントは1回。あっても2回です。

ゲーム運び、次戦まで改善していきましょう。