最近よく話題に上がる話

https://news.yahoo.co.jp/articles/c53a97c0cc525865eae817f6bfb8b7020deb0c51


まず問題点としては、

「ルール(縛り)を設けないと選手を護れない」

ということです。
根本的にそこの意識改革、必要ではないのでしょうか・・・。


次に、

投げないといけない時期(自信をつけさせるとき)
投げさせてはいけない状態(メカニックやバランスの乱れ)

それぞれにあると思います。
一概に・・・
投げさせることが間違いで、投げさせないことが正解とも限りません。


ガイドラインはあくまでガイドライン。
医学的な判断、知識については指導者も勉強せねばなりません。
ある一定の基準の遵守は必要です。
しかし各個人にて、状況が必ず異なります。
難しい案件かつ繊細な部分であるからこそ、指導責任者、トレ―ナーの判断力が問われます。


全ては、各個人の成長期に応じた、

「中長期目標設定ライン」

からの逆算ありきだと考えます。

大切なことは、試合の球数ではありません。
練習の強弱度、休ませる時期、正しい身体の動き・・・
日々、細かなチェック事項に目を通すこと。
これが必須です。


チームスポーツではあるが、

個人を尊重しチーム成績を優先しなければ、きっと兆候は見えてくるし解決できる事案のはずです。

個人の状態を尊重しながら、適材適所を見つけ、チームとして負けないよう進め、選手へ自信を付けさせるよう運ぶことを優先しております。

一方、「必要な時に投げさせずに、゛護っていますよ゛のポーズ」は、ある意味負けた時の建前にもなります。

競技スポーツの真髄として・・・

「負けていい勝負事」

なんか絶対に存在しないと思います。


ちなみに、当クラブの投手育成は方針は創設時の10年前から今もブレずあまり大きな変化はありません。
変化があるのは、在籍する部員の「個性」です。
上のステージでも投手を希望する全選手が、
手術や大きな故障なく、無事過ごしてくれております。


しかし・・・
ただ、護るだけでは意味がありません。

護り方を教え、選手自ら護れる選手へと成長させていくこと。
これが中学硬式の指導には必須だと思います。
今後も第一優先にしていきます。


さも、「正解」という風潮は危険性がはらんでいます・・・

・チーム運営(無償スタイル)や経営安定(有償スタイル)を優先とし過度な勧誘行為にて部員数を増やすことを優先とするチーム


・己の満足感を得るために「小6へ対し勘違いを生むスカウティング」や「小さな中学時代の称号優先」などを行うチーム


・実像とはかけ離れている現実があることへ注視せずに、万人から良く思われたいという概念にて、日々SNS発信を続けるチーム


これらが最も危険です・・・。
理由としては、「主体が大人であり、本来の目的がズレている」
からです・・・。

子どもは大人では計ることができない可能性を秘めている。

その小さな光や可能性を見つけること。

それが伸び幅や、選手を護ることに繋がっていくのではないのでしょうか・・・。