今年も、3年生全員で戦う「最後の4日間」が終わりました。
一般受験者は、受験勉強へシフトするので、中学の野球はここで一区切りとなります。(スポーツ推薦受験組は3/20迄)

1・2年生のとき、体力的にも能力的にもかなり厳しかったと思います。
「もう辞めようかな・・・」
そう何度も思ったこともあるでしょう。
また、一般受験を選択してからも、様々な葛藤があったはずです。

1打席、1プレー、4日間全力でやってくれていました。
Hランプ、ダイビングキャッチ、6-4-3、そして・・・すってんころり(笑)
最後、みんなへの挨拶時の表情と言葉。
とても嬉しかったです・・・。
何も言うことはありません・・・。
ここまでよく頑張った。
ありがとう。


今回3年生へは、チーム全体として、今年はもう一段高いレベルの野球を求めました。
「指示無し、ノーサイン」です。
昨年の秋の強化試合が終わったとき、私に頼らず「自分たちだけでも勝てるようにさせたい」そう思っていました。
中学生には難しいことは百も承知でした。
調整期間中の練習や、先々週の強化試合もさっぱりな有様でした・・・。
「もう勝てないかも・・・」
主将にはそんな恐怖感もあったと思います。

徐々に表れる自己中心的な考えによる繋がりのなさが目立った序盤戦。
思い変えることができたのか、はたまた割り切ることができたのか、個性が戻り始めた中盤戦。
やっている自分たちも勝負事を楽しみ、観ている方々にも楽しんでもらう野球ことができた最終戦。

今年も、記憶に残る4日間となりました。
合格です。


しかし、間違えてはいけないことがあります。
私が描いている各個人への目標へ、現段階では「達成していない」ということです。
逆に言えば、まだまだこれから伸びしろがあるということ。
ここから半年間、各個人、どう野球と向き合っていくのか・・・
中学の3年間において、最も大切な時期になります。

今回、全ての選手が順当な結果であったわけではありません。
力の差を感じた選手も数人いるはずです。
彼らにはこれまでのようにある程度「待つ」ような雰囲気はつくりません。
こちら側から、厳しく接していきたいと思います。