9月以降、この秋のきたるべきときに備えて。

感染拡大により、試合ができなかった5.6月。
各選手へ「秋へ向けて個々のクリアすべき技術課題」をあらかじめ提示してありました。

秋以降に一定のレベル以上との試合になったとき、各自がそれぞれに必ず頭を打つ場面(課題)に対峙する。
(それは、気持ちがどうこうではなく、技術の問題)
いわば、行き詰まる場面が必ずくるとの見解があったので・・・


〇日曜日(A)の試合展開

あまりにも出来すぎた試合展開。
良い意味の勘違いをさせようと、珍しくこちら主導で絵を描き、試合をコントロールしていきました。
しかし、そのやり方がうまくハマるのはあくまで中盤までです。(7月の茨城のときも同じ展開)
終盤は地力になります。
悪い意味で予測していたことが的中しました・・・。


〇一方、土曜日(3年生)の試合

良い意味で順調にきてくれています。
特に♯2.♯56
「9月以降、残りは約50打席しかない。シーズンが終盤になる頃へしっかり間にあわせてこいよ」
と4ヶ月前に伝えてありましたが、彼らはちゃんと約束を守りました。
平日の練習を見ていても、「御題」としっかり向き合ってくれていましたし、こちら側へアドバイスも求め取り組んでくれていました。
たまたま打ったのではありません。裏付け有りの結果です。


全般的に(A)ができていなくて、(3年生)ができている話ではありません。
カテゴリー関係なく、あくまで「個々の問題」になります。
(3年生)(A)(B)それぞれに・・・
10月に入り、かなりバラつきがでてきたと感じております・・・。


※中学生の怖いところ

・良い面
ひとつ御題をクリアすることができれば、また野球が面白くなり、それまでよりもaggressiveに取り組みます。
我々が知らぬ間にいつしか他の課題も同時に克服していきます。


・悪い面
御題をクリアすることへ注力しなければ、試合では同じところで躓きます。それは緊迫した状況であればあるほど。
自信喪失からか・・・
これまで出来ていたこともやがて確率や精度が落ちてしまいます。


我々は野球の面白さや知識を伝えるだけです。
決して魔法使いではありません(笑)
誰でも何事にも上手くしてやれるわけではありません。
出来ることは、キッカケを与えたり、ヒントを出したり、付き合ったり・・・


最近の少年野球の巷で良く言わている「野球を楽しむ」という部分。
本来、これは我々指導者側には関係のないところの部分だと思います。
こちら側から選手たちを楽しませるというのは、
「現実の世界」ではなく「つくられた世界」であるから。


野球を楽しめるか苦痛に感じるかは、

「自分が野球に向き合って取り組んだ成果」で変わります。

誰だって出来れば楽しいし出来なければ楽しくない。
楽しく感じるかどうかは、自分の成果次第です。

楽しむためには・・・

やることは1つのはずです。

それは野球だけでなく、生活全ての部分と同じハズです