今朝新聞を読むと、またか・・・と残念な内容の記事。

某高校が暴力事件により、春季大会を辞退されるそうです。
非常に残念です・・・。

記事によると、
「寮内で複数の上級生が、下級生に暴力をふるった」との事。
絶対にあってはならぬ事であるが、日本の高校野球の現状では、キレイごとを抜きに、正直言って良くある話です。
若い血気盛んな高校生が、何十人・何百人も一つ屋根の下で、24時間一緒に行動していれば、必ず何か起こります。
一方的に理不尽な行き過ぎた行為は絶対に駄目ですが、小さなイザコザもあって当たり前で、問題が表に出てくるか、出てこないか、の違いだけだと私は思います。

いずれにせよ、私はそちらの関係者でもなければ、現場を見たわけでもありません。もちろん何も申すべき立場でありません。
ただ、大会に出場できない選手達を思うと・・・。


常日頃、ウチの選手達には「日本の高校野球の現状」について、話をしています。
「高校野球とは甲子園」それしか知らないということは、無知です。メディア・マスコミが番組や取材等で勝手に創った理想のイメージ。それに憧れを抱くが、実際は甘くない世界。現実とのギャップの差は、高校野球をやった人間にしか分かりません。
高校野球を目指す中学生は、この事をしっかりと覚えておかなければなりません。
それを覚悟の上、「甲子園を目指したいという選手」が、入っていく世界だと思います。
そして集団生活を楽しく、順調に送れるよう、今の間に心と考え方も成長する必要があります。
「他人のことを省みず、自分の事しか考えない人間にはなるな」
「周囲に対し感謝の心をもち、自らの行動は良く考えること」
これらを口酸っぱく、選手達に伝えています。

それは全てに対し、
「自由については自己責任が伴う」ということ。
「主張と自己中心的な考え・行動は全くの別物」であること。
これらは野球のプレースタイルや、試合にも共通しています。
野球を通じて立派な大人へと成長してくれるよう、日々、勉強・経験してくれることを願います。


しかし今回、土曜日に残念な出来事がありました・・・。

嫌な問題は隠す風潮がこの世界にはあります。
ただ私は隠すことが、嫌いな性格。
良いことも悪いこともこのブログには載せておきたい。
だから、あえて恥を承知で書きます。
(内容については長くなるので省略します)

今回、感謝の心を持てず、我の主張をし続け、自己中心的な行動をした者がいました。
その行動を改めて欲しい、考え直してくれたらと、その想いから本人には事前に「助言」をしていました。以前も違う内容ではあるが、本質は同じ。数ヶ月経っても変わらない・・・。納得出来ない行為は、今回で2回目です。

これまで1年間ずっと言い続けてきましたが、結局彼には伝わりきらなかった・・・。

私の中で、答えは出ました

私自身しっかり反省をし、これから思い改め指導致します。