回収された定期テストを、チェックしています。
テストの点数はもちろんですが、解答用紙や問題用紙を見ると、
各個人の色々な事が見えてきます。
普段の野球への取り組み方が、テスト結果に出ているといっても過言ではありません。

・人の話をちゃんと聞いているか
・基本的な物事を理解しているかどうか
・計画性をもって取り組み、結果を出せるか
・嫌いな事でもコツコツと努力できているか
・集中力をもっているか
・最後まで諦めずにやっているか


点数も大事ですが、提出の仕方にも個人の人間性が出ています。
キッチリと各教科ごとにまとめ、ファイルに閉じて提出する者もいれば、問題用紙と解答用紙を乱雑に入れ、とりあえず提出している者もいます。
これは野球ノートや、投手ノートも同じ傾向です・・・。
それに対し、
「ちゃんとしろ!」
と言ったことは、私は一度もありません。
言われてすることではなく、人としての礼儀だから。


色々な者がいますが、一人だけ最初からずっと変わらない丁寧な対応をしてくれている者がいます。
マサ。
いつも見やすく綺麗です。

マサに、以前聞いたことがあります。
「なぜ、こうやってまとめてるん?」

「沢山の数が集まるので、見るのに時間がかかります。少しでも見やすいほうが、監督楽だと思ったので。野球ノートは自分の財産でもあるけど、自分の考えを見ていただいているから。」

ちょっとした気配りが相手にとって、とても気持ち良いものです。
人として、とても大切なことです・・・。

決して点数が高いとは言えないマサですが(笑)毎回コツコツと点数が上がってきています。
また字が綺麗ではないが、見やすく、丁寧です。
「野球を頑張っている」
からでなく、彼のこういった一面(テストや野球ノート)が、彼のプレーに出ているのではないでしょうか。