http://diamond.jp/articles/-/13083

4.5年前から予想していた通りのデータです。
あと5.6年後には、ビックリするような数字が出るに違いないと思います・・・。


現状、我々中学硬式・小学野球では、もっと深刻な状況ではないだろうか。
特に小学校5年生以下は、壊滅的な人数です。学年単体で試合をすることが、非常に難しくなってきています。
また中学硬式も一時の勢いはなく、合同チームでの大会参加、新入生の激減といった話を良く耳にします。
このままいくと、3年後には今の1/3はチーム数が減少するでしょう。
そんな中、ウチの1年生は定数に達しております。
また新たなお問い合わせなども多数あり、この時代のなか本当に有難いことです。
しかし、ジュニア世代全体の状況を見ると、決して喜んでいれないのが本音です・・・。

しかし全体の人口がもちろん減少はしている中、確実に部員が増えているチームもあります。
お世話になっているS社長のチームは、1.2年生合わせると、約80名位いらっしゃいます。他にも数多くの選手が入部しているチームも近畿では幾つかあります。
ここ数年は特に、人気のあるチームに集中する傾向が続いています。
選手が集まってくるのには、理由があり、何らかの魅力があるからです。
そして皆さんに共通して言えることは、
「古い習慣や常識に捉われず、信念をもって野球(指導・育成)に取り組んでいる」ということです。本当に皆さん努力されています。
ただ、こういうチームさんは全体から見れば、ごく稀です。
稀ということが、問題ではないでしょうか・・・。


少子化が進む中、競技人口を増加することは非常に難しいテーマです。
子供に、
「野球って面白いやん」
という感覚を体験してほしい。
と同時に保護者には、
「スポーツをさせるなら、まずは野球」
そういったイメージを持っていただけるようにならなければなりません。
現状、あまりにも「面倒くさい」ということが、野球には多過ぎる。(面倒くさいの詳細は長くなるので、またの機会に書きます。)
気軽に始めにくい。
そして経済状況。
だから、野球を選ぶという方が少なくなる。
この完全な悪循環のパターン。
少子化だけが、競技人口の減少している理由では決してありません。


今、少年野球・中学硬式に携わっている、一人一人が、自覚と責任をもって行動するべきではないでしょうか・・・。
決して己のエゴではなく、選手の成長のために・・・。
その積み重ねが大切です。


それが自分を育ててくれた野球への
「恩返し」