神田 大雅


 大阪商業大学堺


「今、走ることもできないから野球辞めようと思いました。でも、やっぱり野球したいんで・・・」
2年前の今頃、彼が私に話した言葉です。

成長期により体のバランスが不安定な状況での過度な酷使。
投げることも出来ず、走ることもできない状況まで追い詰められていました。
もう一度この子を投げさせるという強い気持ちをもったことを、昨日のように覚えています。
そんなタイガを野球の神様は見放しませんでした。ある先生をはじめ、素晴らしい方々と巡り合わせてくれました。
本人の努力もあり、今、充分に野球が出来ていることが、何より嬉しいです。

ノンビリ屋が災いすることもあり、ここまでくるのに時間が掛かりました。
「家近いし、ツレと一緒に某高校を倒したい。」
そんな希望から、進学先も決めました。
いかにも、タイガらしいです(笑)

プロで一流になる選手は、どこで野球をやろうがそれなりのものを残して、プロに入っています。
3年間、何を見せてくれるか、楽しみにしております。
「一流のプロ野球選手」を目指して、歩んでいって下さい。
君らしく、ゆっくりと。