「滑れ!滑れ!」
デカイ声とジェスチャー大で、
ベンチの屋根で叫んでもらいました。
彼の中では、思い出に残る一日だったと思います。

ウチで言う、「指示誘導」が出来なかった彼。
いや、自己満足の範囲ではやっていたが、ボリュームとジャスチャーが小さく、走者が本塁憤死。
本塁をセーフにし、得点を奪うための「指示誘導」。
これでは何の意味もないし、役に立ちません。
彼は平日練習でも度々ありましたので、今回出来るまで、キッチリやってもらいました。

練習終了後にも話しましたが、
「すぐ体現出来ること」と「理解出来ているが直ぐには体現出来ないこと」があります。
後者はある程度の期間を設け、出来るようになるまでこちらも付き合います。
しかし前者は違います。
怠慢と言われても仕方ありません。

毎日、練習で多くのアドバイスやヒント、指摘を行っています。
理解するまで説明しますし、出来るまで付き合います。
しかし、翌日や次週も同じことを言わなければいけないのは、
いかがなものだろう・・・。
逆に何度でもこちらから動き、声をかけるから、そういうタイプの選手が出てくるのかもと思っています。
1年生はまだまだ仕方ありません。
しかし、3・2年生はそれではいけません。

基本は、
走る・投げる・打つ・守るです。
しかし、それ以外のプラスαが大切です。

「大きい声」というのは最初の一歩と思います。

君には期待することがあります。
だから、普通ではダメなんです。
全ての面で、主となる存在でありたいという意識を早く持って下さい。
でないと「顔」にはなれません。