3年生の試合、雨で中止。
2・1年生の試合、1回表でコールド中止。

やりたかったなあ・・・
選手はそう思うでしょう。
選手達には悪いが、私はこの1回表の10分間で昨日は充分です。
数試合以上の価値がありました。
もちろん技術は大切です。
しかし今はそれを支えている心の部分が、彼らの課題なので。

8月に大会に出場させていただくため、この1ヶ月半は学年ごとに試合を行っています。
プレイボール直後に豪雨。
本来なら直ちに、中断となるでしょう。
しかし、「大会用イレギュラー対策」と「中2病」を治したいため、試合は続行。
先発した道端には可哀想な状況下であったが、
全員が真剣勝負のための準備をすることと、雨対策の経験には絶好の機会でした。

試合中止後、AMを全てミーティングに使いました。
ミーティングというよりは、「問いかけ」と言った方が正しいかもしれません。

以前にも投稿しましたが、「こういう時期」
それは中2独特の成長過程の中での、心の伸び悩みのことです。
良いように言えば、「自我の芽生え」
悪いように言えば、「ムラっ気が出て純粋さが失われる」
誰しもが青年になっていくなかで通る道。
3年間の中で、難しい時期の一つです。

命令強制し、意見を言わさずに縛ったら、正直早いです。
試合や大会でも良い成果を修めることが出来るだろう。
しかしそれは何の意味もありません。

3年生がグランドへ戻り、学年別の紅白戦を行いました。
3年生は余裕が出始め、写真のような「面白い雰囲気」でやっていました。
しかし、ここまで辿り着くまでには・・・

3年生は、しっかりと会話が出来るようになっています。
出来るようになった要因には裏付けがあります。
毎日数名ずつと会話し、私もその会話を楽しませてもらっています。

最近の2年生の様子をみて、ある3年生の言葉。
「自分でやってる、いけてる。そう思っている間はダメです。
基準って、自分が出した結果を他人が判断して評価すること。
いつ気付くか・・・気付いたヤツ勝ちです。」

「もっと早く(1年生時)気付いておけば・・・
悔いは残ります。もっとちゃんと聞いて理解しておけばって。
だから、この先は同じ失敗はしません。」

この2名の言葉の意味はとても深いです。

答えは教えません。

大会までは3週間あるが、ここ2週間が勝負だろう。

3年生は、とにかく怪我をせず、本番を迎えてほしい。
コンディションを徐々にあげていきましょう。