各地で甲子園予選が始まっています。
新聞やネットで、結果や記事などを目にします。

昨日、タイブレーク制導入の話題が出ていました。
タイブレーク制を導入する理由が、選手の健康管理だそうです。
それってタイブレークで調整するものなのか。どうだろう・・・。
昔とは違う夏。気温は年々上昇しています。
過密日程や試合時間のスケジュール、投球数制限(複数投手登板制)など、先に手を打つべきことがあるような気がします。

また、兵庫県の投手の記事が掲載されていました。
「右肘靭帯部分断裂のなか登板。投球数限定で9回は任せた。」
こんな話題を1面にもってきて、話題を美化して載せるってどういうことなんだろう・・・。

この話題が美化され、記事を読んだ人達が「良い話」と錯覚することが一番恐ろしいことです。

タイブレーク制がどうとかこうとか。
そんなことよりも「選手を守る」ということについて、
もっと議論していただき、改善されることを願います。
靭帯が切れるということは、投球過多や変化球(ムービング系)の割合も大きな要因のはずです。

最後の夏だから・・・。
関係者にしか分からない想いがあるとは思います。
記事に載っていた投手が、高校で野球を終えるのか、その後も野球を続けるのかは分かりませんが・・・。

高校野球は2年半。
最後の夏に万全で投げさせてあげるために。
マウンドへ上げてやるために。
2年半かけてどうすべきか。

「勝ち」も大切ですが「価値」は何なのか・・・