高校野球秋季大会が各地で始まっています。

OB達が活躍しているという報告が、
続々と届いてきました。
有り難いことです。

また今回のデビューが実現できなかった者も、
公衆電話・SNS等で報告がありました。
「今、苦労したらええ。補欠の経験を味わいなさい。」
厳しいかもしれませんが、敢えて私はそう思います。
それが高校野球の醍醐味だから。

まして、これまで順調に来た彼ら。
悔しさや屈辱感を味わうことなく育ってきたからこそ。
長い目でみたとき、こういった経験は必ず活きます。
諒もそこから這い上がり、今活躍し始めています。

悔しさを味わった時も、成長する好機です。
足りないモノ、求められるモノを、クリアしていくこと。
ただひたすら、練習あるのみ。
視野を広くし、考えること。そして人の倍やること。
答えはそれしかありません。


そんな中、昨日の出来事。
あるOBのバットを、お父さんからお預かりさせていただきました。
ボロボロ・・・
写真では分かりにくいが、芯が割れかかっていました。

ここまで芯が傷むのに、どれだけバットを振り込んだのか・・・。

2ヶ月前の夏の予選。
1年坊があの緊迫した場面でフルスイングできた理由が分かりました。

顔つき・体の大きさなど、外見の変化からみる成長も嬉しいです。
しかし道具からは、
「上手くなっている軌跡」が見えます。
バットを見ると、普段の様子が伝わってきます。

次預かる時は、もっと汚れ・割れの範囲が、
「狭くなっていること」を期待しよう。