昨日から、「ジャージ生活」(修行僧)に入った者がいます。

彼は決してウチの用語でいう、「やらかした」わけではない。
みなさん、誤解のないように(笑)

簡単にいうと、学校生活の中で、少し要領が悪かっただけ。
しかし、「君は悪くない」というのも違います。
これまでの経緯やイメージもあります。それを創ったのは彼自身だから。
学校生活においても、「大人になるとき」がきたということ。
いつまでも小人のままでは、損をするということです。

「自分にとって譲れないもののために、辛抱を覚えること」

彼には良い機会なので、勉強してもらっています。


日々指導において、コーチ陣と議論します。
その中で最近、私自身色々と考えていることがあります。
毎回、疑問に思っていたことは、「希薄さ」
やっとヒントが見つかりました。
週末に数名の選手達と話す機会を設け、学校の様子を教えてもらいました。
大人目線でなく、小人目線というのがポイントでした。

結果、私は昨日のミーティングで選手達に謝りました・・・。

私達の「当たり前」という感覚や行動は、今の学校生活や地域社会において、
「浮く存在」であったり、「親へ通報される対象」になりかねないということが分かりました。
学校と間逆の事を、私達指導陣に日々指摘されていたということ。
上手に要領よくやれている者は、違和感なく吸収できたと言っていましたが、一方、学校から「優等生」扱いされている者ほど、
私達からは、日々の指摘の回数が多かったということが分かりました。

私も一部の選手の反応を見て、「なんでやねん!?」と感じる一面が、これまで多々ありました。
その選手達も私達に言われたことに対し、「ホンマにええんかなあ」と、感じた者もいたそうです。

知らないうちに板ばさみのような状況にさせてしまっていました。

ちゃんと分かってあげれなかったことを反省します・・・。

同時に、今の学校生活で理不尽やストレスを抱えていることを知ってあげないといけません。

学校好きか?

その問いの結果、
好き1名、普通9名、嫌い25名、無関心3名

「学校は全てが面倒くさい」「無いほうがええ」「意味分からん」
「先生とは関わりたくない、すぐ親へチクリ入れるから」
そういった意見が多かったことが残念でなりません・・・。


教員や教育委員会を非難する気はありません。
国と一部のモンスター達の要因で、学校がこういう状況になってしまったのだから。


学校がどうであれ、ウチの選手達に分かって欲しいことがある。

・「生きていく力」を身につけること。
・「個性」を創ること。
・良い大人は必ずいます。良い大人を見抜くこと。

資本主義の国に生まれたから、競争社会。
世の中に平等なんかありません。
これが事実であり、現実。
近い将来で言うと、「全員お手手繋いで高校へは行けません。」その椅子も競争です。希望したから入れるものではないということ。


AMのミーティングで話した言葉です。

「グランドは目立つための場所・自分をアピールするところ。
思いっ切り暴れなさい。目立つことが良いことで、目立たないことが悪い事。
使う言葉も少し変えよう。死球や捕殺や狭殺など、そしてベース周りの接触プレーなど、野球は決して上品なスポーツではない。
オンリーワンは要らない。何かしらでナンバーワンになれ。」

家に電話もかけないし、ここにはチクリもない。
君達にとって、良い大人しかいません。
どんどん、目立ってください。

そう、選手達に願います・・・。


もし、教育に携わる方々が、この投稿を見られていたらお願いしたい。

本当の世の中を教えるカリキュラムを実行して下さい。

そして、「自分の保身」を優先しないで下さい。

大人が思うよりも、小人達は分かっているし、気付いています。

小人達が、大人をどういう色眼鏡で見ているか知っていますか?

宜しくお願いします。