土曜日、筋力体力測定会を行いました。

年2度行っているものですが、結果として表れる数字に嘘はありません。
また、我々が正しい取り組み方(練習メニュー・アドバイス・意識付け)を選手達にアプローチ出来ているのか、その結果が出ます。
今回の数字がアップした結果は、トレーニングコーチの冬の成果のおかげです。
ありがとうございました。

体力的にどれだけの要素があるのか
体の大きさと筋力の容量はマッチしているのか
バランス(上下半身・左右)良く取れているのか

もちろん各個人によって、体の成長の早い遅いはあります。
今だけの数字が全てではないが、現時点で数字があるに越したことはありません。
「出来ることの範囲(パフォーマンス力)」が、
この数字で決まるといっても過言ではありません。
ピラミッド型で例えるならば、底辺は体力です。その上が柔軟性。
その上に筋力。それから、技術や知識、メンタルとなってきます。
土台の面積の大きさがなければ、上には少しの量しか積みあげることができませんから・・・。
このバランスが崩れると、怪我や伸び悩みといったことへ、繋がってしまいます。

近年動画サイトや、数多くの野球技術の情報が発信されていています。
そして、日々、新しい技術理論が出てきます。
どうしても、目先の新しい技術に飛びついたり、小手先の微調整などをしがちになる方も多いと思います。

頭でっかちになってはいけません。
あくまでも、底辺拡大を同時進行しているうえでの話です。
フィジカルは時間がかかります。
だからこそ、そこへ意識を注視し、コツコツと取り組みたいと思います。
普段から上記のことは、選手達へも口酸っぱく申してますが、
言わなくても全員が分かるまで、言い続けたいと思います。


選手達へ
20数個ある項目の中で、「筋力達成度」を重要視してください。
ランキングを意識し、自分の位置を認識しましょう。
良いプレイヤーになりたければ、「シンドイこと」をどれだけ持続してやれるかです。
いつかその「シンドイこと」が最も大切であると実感する時がきます。
その時、「シンドイこと」はやらねばならぬ必須事項になり、その部分への興味は深まり、より高い意識をもち、自ら時間を割き、優先事項になることになるでしょう。
その日が早くくればくるほど、良い選手になることができます。

ちなみに私がそこに気付いたのは、20歳の時です。
ものすごく後悔しています・・・。

下の写真について
@生まれもった体の強さを持ち合わせた選手
A過去に測定した中で、「最もフィジカルにストイックに取り組んだ選手」のデータです。
しかし、2人とも大きい分、自分の体の使い方に苦労したことは言うまでもありません。小さい選手より何倍も繰り返し繰り返し反復練習をしました。
Aは高校の3年間で驚くべき成長を遂げ、誰しもが知る選手へと成長していきました。
先程の私が20歳で気付いたことを、彼は15歳から気付いていました・・・。
2人には失礼ですが、恵まれた体格をもった代わりに、野球センスやバランスの良さは持ち合わせていませんでした。
そこを自覚し、努力したことが、2人は素晴らしいのです・・・。


小さい選手には小さい選手が磨く項目があり、その部分が大きい選手より長けていないと長く野球を続けていくことはできません。

大きい選手は今は体力的に有利であるが、体の中身は子どもに違いありません。怪我のリスクや体の使い方など、小さい選手より難しい点もあり、一歩間違えれば怖い部分もあります。

どちらのタイプの選手も、
結局は、
「日々コツコツと意味のある努力を続けていかないといけない」
ことに違いはありません。


次回の測定までに、平均値を100s上げましょう。

よろしくお願いします。