野球人口の激減。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160415-00000101-spnannex-base

少子化や多様化により、このような事態は10年前から予想されていました。
チーム数の減少よりも、「選手登録人数」で見ないといけません・・・。
小学生の競技人口は約40%は減少しているとのことです。
従って、中学硬式の競技人口は、最盛期の50%ほどの減少になるかもしれません。

今までは全てのチームにある程度の選手数がいましたが、
ここ数年起きている現象は、「集中型」
各地域、数チームに選手が集中している状況が続いています。
5年前の創設時、こういう時代が必ずやってくると予想した通りです。

いよいよ、一学年で試合することが困難な状況が増えてきました。
小学生の高学年の競技人口を見ると、この状況はまだまだ続きます。
そして低学年を見ると、今よりもますます厳しくなると予測されます。

数年後の中学硬式チームの状況は、

1/5は最盛期のまま。
2/5が3学年合同での活動。
2/5が廃部・もしくは他チームとの合併。

そのような予感がします。

そうなると中学硬式の形態は大きく変化するでしょう・・・。


少子化や多様化が大きな要因であるが、
根本的な問題は違うような気がします。


NPBが様々な対策を練り、プロ野球の観客動員は増加しています。
高校野球も観客数は増加しています。
国際大会の増加や若手スター選手の台頭、メジャーでの活躍、
確実に競技人口が増える要因もあり、将来の人気回復へ向けた手立ても打っています。

しかし、競技人口の減少に歯止めが効きません・・・。

野球を選んでもらえるか、選んでもらえないか。

課題はそこにあるような気がします。
現状、世間からは、「野球は選んでもらえていない」のです。

子どもが野球をやりたくても、親は「やらすことはできない」

このパターンがとても多いはずです。

では、「やらすことができない」要因は何でしょうか。

もう既に後手となりますが、今からでもまだ遅くはありません。
少年野球に携わるすべての人々が、課題に対し真摯に見つめ直すべきだと思います。

直接の勧誘活動をしても、人数合わせのその場しのぎにすぎません。

まずは、勧誘よりも、いかに野球に興味をもってもらえるのか。

これまでに培ってきた世間の少年野球のイメージは相当なものです。
ちょっとやそっとでは、そのイメージは打破はできないでしょう。

だからこそ、大胆な改革が必要だと思います。

「やらせてみよう」となるように、
「やらすことはできない」となっている障害を一つ一つクリアしていくことが急務です。

微力であり、小さな抵抗となりますが、
私自身、時期がきたら行動に移したいと思います。