得意な分野とは、「チームカラー」でもあります。

どのチームやどの世代にも必ず、「チームカラー」はあります。
個々の特性を活かしていき、「個の強い集団をつくる」
それが指導者のすべき仕事だと思っています。
同時に苦手な分野も必ずあります。表裏一体です。

その際に使われる業界用語。
「〇〇アレルギー」

3年生は例えると、「左技巧派アレルギー」
快速球や本格派には滅法強いが、左投手の技巧派はこれまでどうも上手くいっていません。

左投手が苦手なのか?

本当に左アレルギーなのか?


いえいえ、それは違います。

自分たちのスタイルだけで勝負を真向から挑むからです。
技術的なこと、その相性が悪いのが左技巧派投手。
どこかで気付くと思い、この10ヶ月間答えを言わずに提案し続け見守ってきましたが・・・。
そろそろと思い、答えを2週間前に教えました。

〇〇アレルギーという言葉は野球にはありません。
創意工夫の足りなさや自分の枠を広げないこと、洞察力の低さ、
情報収集の少なさがアレルギーをつくっているだけです。

分が悪い・劣勢・苦手と感じた時は、
「相手の心理を読む」こと
必ず糸口や突破口が見えてきます。
土曜日のオープン戦、早速その効果が出始めてきました。
2巡目までに捕まえることができました。

あと60日。
どれだけ詰めていけるか・・・。

苦手と感じるのは成功体験がないから。
60日で成功体験を積み、60日後に苦手から得意へと変えていけるよう取り組んでいきましょう。