高校野球の地方予選が始まりました。
面白いデータの記事がありました。

「指示破りは有りか無しか」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170626-00000059-asahi-spo

それぞれの育成方針、チームカラーや選手の特色があるので、
どちらが正解だとは言えません。
あえてどちらかを選ぶとすれば、有りでしょうか。

まず監督からの指示という表現よりも、選手への「選択の提案」とも言い換えれます。
指示を破るという表現よりも、
「選択を変更する」という表現が適切であると考えます。
例えば、
 ランナー1塁でヒットエンドランを出した際
→1塁ランナーのスタートの良し悪しを目視で確認し、スタートが良ければスチール(盗塁)に変える。
 ランナー1塁でランエンドヒットを出した際
→1塁ランナーのスタートの良し悪しを目視で確認し、スタートが悪ければヒットエンドランに変える。
これらは実際に、ウチの選手たちに実行させております。
 
「THIS PLAY」での実行の際、必ず次の投球でサインプレーを実行するのが約束事。
しかし、相手がどうするかという予測があっての攻め。
予測が外れる際もありますし、自チームの予想外のプレーの可能性もあります。
相手の出方を瞬時に判断し、サインプレーの選択を咄嗟に変更することは、結果として確率向上へとつながります。

守備も同じです。
ベンチからの配球指示やポジショニング配置があったとしても、
実際にバッテリーや野手7名が打者を感じてどう選択するか。
根拠があっての選択変更は大いに有りだと思います。

チーム方針として方向性(サイン)を示すことは大切である。
しかし、フィールド内の選手はベンチの指導者よりも相手と対峙し近い距離にいます。
また、自分の状態(調子)は選手が一番理解しているはず。
それを踏まえたうえで、相手と自分を比較し、どう感じて何をして結果へと結びつけるか。
だから指示待ちではなく、機転を利かした「選択変更」が最も確率が高いと考えます。
これらはもちろん、以下があっての話です。
感じる力、根拠ある考え、状況確認判断、実行する自信・・・。

上記は野球だけで留まらず、「生きていく」ということに共通することが多々あります。
野球を通して、「強く生きていく」「自分の道は自分で決める」ということを学んでくれたらと日々思っております。
現在、ノーサインの試合や選択型のサイン野球を進めております。

意志の強い選手が意志をもったプレー

ベンチと選手が互いにカバーしあい共闘していくこと

これが理想です・・・。