3年生の17名へ


親ばかになりますが、

素直な優しい子どもたち

この1年間、日々そう感じておりました。
小学生や後輩たちも同じことを感じていたことと思います。

親御さんに愛情をかけてもらい、きちんと育てられているので、人間的には申し分ありません。
聞く耳をもってくれ、素直に前向きに実行し努力してくれる。
本当にこの1年間楽しく野球に集中させてくれました。

ただ、競技スポーツを行い、この世界(野球)で昇りつめていくこと、
そして22歳で社会に出てからは競争社会。
そこで勝ちぬいていき稼いでいくためには、素直で優しいだけではダメなのです。
成功するには、「勝負師」になることが必要不可欠です。
個人能力も各個人の持っているもの以上に成長してくれました。
足りなかったあと1つを今回伝えて、勝負師のキッカケを創ってあげたかったのですが・・・


そう強く思った理由は、
一般受験により進学校を数名が希望しているからです。
今回の遠征試合で彼らの中学野球は一区切りとなります。
夏休みからは受験勉強に入るので。


全員で試合をするのが、今回が最後であったこと。


だから100日間「勝負事」の準備をしてきました。

素直で優しい一面が、勝負の瞬間顔をのぞかせてしまう・・・。
順調な個人能力の成長の一方、そこがこの1年間の課題でした。


本日何かヒントを得たいと相談に行きました。
そして次の言葉をいただきました。

「足ったら、こぼれるもんなんよ」

幸せのグラスをみんな持っている。みんな同じ大きさ。
アンタのグラスは、今充分なほど、子どもたちに幸せの水を注いでもらっている。
今、グラスには満杯に入っていて、もう水はこぼれるしかない状態なんや。
だから、こぼれたんよ・・・。
あんまり欲張りなや。


確かにそうかもしれません。

2日目の2試合目は、野球人生の中で永遠の記憶となり、感動をもらいました。

最高の出来事だったのかもしれません・・・。


こんなことを書くと、明日から3年生がいなくなり新チームのように聞こえますが、明日も3年生はまたイチから練習です(笑)
3月20日まで君たちはいますし、それまで君たちが最上級生でメインであることに変わりがありません。
中学野球の最も大切なときは、9月〜3月の半年間です。
この取り組みで次の2年間が決まると言えます。
あと8ヶ月よろしくお願いします。