当クラブがリーグに加盟しない理由のひとつです。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180119-00829723-number-base&p=2

試合に勝つことは決して悪いことではない。
試合をやるなら負けないことを教えることも大切です。
ただ私自身が、ジャイアンツカップに出場した経験があるからこそ、言えることがあります。
過密スケジュールがケガのリスクや全員の成長にどれだけ影響するのか・・・

巷の中学硬式でいう最高学年(中2の9月〜中3の8月)になってからのスケジュール
9月、 秋季大会のメンバー編成
10月、各地域大会予選
11月、各地域大会本選
12月、NPB所管の秋季選抜大会
1月、 全員練習
2月、 春季大会のメンバー編成
3月、 各地域大会予選、春季全国大会
4月、 全員練習
5月、 夏季大会のメンバー編成
6月、 各地域大会予選
7月、 ジャイアンツカップ予選
8月、 夏季全国大会、ジャイアンツカップ

こんな流れでしょうか・・・
野球王国の大阪では、この流れでないと継続的にジャイアンツカップに出場することは難しいでしょう。
全員の成長は難しく、今は主力でないじっくり成長する子は野球をすることもままなりません、また主力の子たちもコンディションに異常をきたしたまま試合を行うになります。
数年後、思い出話以外に、一体、何が残るのでしょうか・・・。
今年度はどこが優勝したのかなんて、そのカテゴリーの野球関係者しか知りません。
そんなことに興味を示したり、結果を知っている世間の方はほとんど皆無でしょう。
極々小さな世界の話に過ぎません・・・。
優勝したからといって、将来の進学や就職のアドバンテージで何か役に立つわけでもありません。


それに対しての対処法
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000069-asahi-soci

一理はあると思いますが、すべて正しいとは思いません。
なぜなら、「球数制限やイニング制限のルール」を決めないと指導者が選手を護れないという発想自体がおかしい。
指示されないと行動ができないのは、今の子どもたちではなく、今の大人たちです。そんな大人たちを子どもたちは見抜き気付いています。

常日頃からひとりひとりを見ていれば、コンディションが今どういう状況かがわかるはず。
ルールに縛られないと選手を護ることができないチーム、指導者は勝つ中でのルールしか考えないので・・・ここが一番の問題です。
育成の本質とは違います・・・。


子どもたちや保護者の方々は、
中学の部活でなく、なぜ硬式のクラブチームを選んでいただいているのか?
硬式のクラブチームに何を望まれているのか?
硬式のクラブチームはどのような責務を果たすべきなのか?

答えは簡単です・・・。

野球人口を増やすためには、
「本当のプレイヤー・ファースト」
にしましょう。
大人のエゴや利益は無視して・・・。
今になって、野球人口の減少化が叫ばれていますが、5.6年前からこうなることは充分に予測されていたこと。
しかし、子どもたちに野球をやってもらうために、意味不明な甘やかしは必要ありません。それは現実から目をそらすものでしかありません。
野球を通じて人として大きく成長できる、野球って面白いもの、
それらを全国各地で、シンプルに伝えていけば、きっと野球人口は増えると思います。

野球にはその魅力があると信じています・・・


子どもをどういった想いや責任感で預かるのか、
すべてはクラブの責任者、指導者の考え1つです・・・。
その考えが、子どもたちの成長へ影響します。

また、目先の風潮や雰囲気に流されずに、子どもの将来だけを考えたうえで、
正しい選択をさせてあげるのは親の務めであるとも思います。