小学生を指導させていただいて、1年が経ちます。

小学生なので、もちろん楽しさを感じてもらい、baseballに興味を持ってもらうことが第一。
試行錯誤の日々のなか、「将来のために今必要なこと」を徹底して行ってきました。

投げる・打つ・走る・捕る まずはこの基礎能力。
それが伸びれば伸びるほど、何でも出来るようになります。試合に勝つための練習は必要ありません。
そして、グラウンド内での表現の仕方。いつも自分らしくあること。

どちらも成果と結果が伴ってきたと手ごたえを感じています。
手ごたえと同時に感じたこと。
それは中学生の3倍、上手くなる速度が速いということ。
特に年齢が下がれば下がるほど・・・。
通常の少年野球の育成ではいけない。

「懲り固まる前のフラットな状態」であれば、どんどん上手くなり、大きく育ちます。

逆に言えば、

高学年になり思考や体の動きが、「懲り固まってから」では遅いと言えます。


今月から行っている、変化球打ちも、中1生の春頃よりもかなり速い段階で適応していました。
※写真のように「HRを打つためにヘルメットが落ちるほど振り切る」
「カーブはストレートより飛ぶ」
「カーブはストレートほど弾き返す力は要らない」
「全ポジションの動きを理解しトライしなければ自分の適応ポジションは見つからない」
そんな基礎的な知識を小3の子どもが理解しています。また、実践してくれています。

育て方で本当に成長の度合いが変わります・・・。

なぜ、話を聞いて喋れない(伝える)といけないのか。
どういった行動をすれば、野球が上手くなるのか。
指摘や縛りをかけずに、どうすればいかに理解してもらって自ら動いて成長してくれるのか。

この1年、我々もとても勉強させていただきました。

全国体力テスト、大阪は全国で46位との結果。(学力テストも下位)
神奈川や愛知などの都市圏は軒並み下位の成績でした。日々の暮らしの直結というところでしょうか。

46位だからこそ、取り組む内容が大切です・・・。
アプローチ方法で、必ず1位になることができると思います。
大阪人の気質が全国で一番野球に向いているから・・・。

確かな育成マニュアルをもとに、修正と補足を加えていきます。

4月からがとても楽しみです。