「攻撃力」

この言葉から連想するのは、打撃力。
打撃力というのは各打者の長打率と好投手への対応力。
歴代の選手・チームはその部分を特化し、セールスポイントとしてきました。

今年の3年生野手には、その力はまだありません。
先輩達と同様の考えやスタイルでは、結果は伴ってきません。
では、持っている能力や現状のフィジカル・スイング数値の範囲内で、どうすれば攻撃力が上がるのか・・・。

それは分析と予測、状況確認を徹底すること。
そこから確率を算出していく・・・。
そうしなければ、状況はあまり変わっていくことはありません。

「打てなければ話にならない」

ミーティングでも伝えましたが、これはいつも選手たちに話していることです。
打てることがゲームにおいてどれだけ優位に立てるか、
自チームの投手へ好影響を及ぼすか、
そして自分への評価が変わっていくのか、
彼らには得意ではない部分かもしれませんが、この先野手を続けていきたければ避けて通れない事項です。
打率7・6・5・3の法則で言うと、今は6でないといけませんが、実際3年生は今2.7くらいの数値しかありません。
約半分の数値であると言えます・・・。

逆に良く言えば、今はより野球を覚えることができる時期かもしれません。
しかし、「このまま攻略法だけに頼る」野球には限界があります。
来年の3月まで、残り10ヶ月。
欠点と向き合いやり込んでください。
6まで持っていけなければ、高校野球では厳しいことが予想されます・・・。


昨年の3年生の野手が、続々とA戦をはじめ試合で使っていただいている報告を受けております。
昨日は和気からHRの報告がありました。
なぜ彼らはすぐに高校野球で対応できたのか?
元々、彼らは不器用であったし、2年生までは1つのことしかできませんでした。
何が違うのでしょうか?
彼らの練習への取り組み方(特に水曜日)、何をしていましたか?
今一度思い出してみると分かるのではないでしょうか・・・。